オフィスソフトを使用したチラシの作り方 ~申し込み用紙付きチラシ~
提案書やスライドショーの作成に便利なパワーポイントなどのプレゼンテーションソフト。実は、店頭POPやチラシをつくる際にも便利に活用できるということはご存知でしょうか？
今回は、パワーポイントに相当するWPS OfficeのPresentationを使用し、「申し込み用紙付きチラシ」の作成方法を解説していきます。
【完成イメージ】
１．ページ設定
最初に、ページ設定をします。
デザインタブのページ設定をクリックし、A4縦サイズに設定します。
これで、【OK】をクリックすると、
縮尺スライドモードの選択ウィンドウが立ち上がるので、【最大化】をクリックします。
横設定から縦設定に変更できましたね。
今回は、「クリックしてタイトルを入力」と「クリックしてサブタイトルを入力」は不要なので、枠部分をそれぞれ選択し、Delボタンで削除しておきましょう。
これだけでページ設定は終了です。
２．「申し込み用紙」の作成
下記のような申し込み用紙部分を作成します。
まず、「挿入」タブより「表」を選択し、必要な行・列にカーソルを合わせクリックし、スライド内に表を挿入します。（今回は5行4列に設定）
色の付いた表が挿入されました。
この表を選択し、
①「表のスタイル」より「塗りつぶし」→「塗りつぶしなし」を選択
②「表のスタイル」より「罫線」→「全ての罫線」を選択
で余計な色を消し、白黒の表にします。
次は、完成図と同じになるように、各セルを結合します。
任意のセルを選択し、表の「ツール」タブの「セルの結合」をクリックし、完成図と同じになるようにセルを結合していきます。
セルの結合ができました。
セルをクリックすることで文字入力ができますので、項目名を入れましょう。
ここまでできたら、ページのサイズに合わせて表の大きさを調整し、ページ最下部へ配置し、表の完成です。
３．切り取り線の作成
「挿入」タブより「図形」をクリックし、直線を挿入。
直線が選択されている状態で、右クリックから「オブジェクトの書式設定」を開き、「線の色」を黒、「線の種類」を点線へと変更します。
「挿入」タブのテキストボックスから、文字を挿入
後ろの点線と文字が重なって読みづらい為、「図形オプション」より「図形の塗りつぶし」→「白色」を選択
これで、文字位置を真ん中に整えれば「切り取り線」の完成です。
４．タイトル・本文の挿入
あとは自由にタイトルや必要事項、練習風景などの画像を挿入し完成です。
おまけ
図形の塗りつぶし設定で
「塗りつぶし（図またはテクスチャ）を選択することで、画像を多角形にしたり、丸い画像にしたりすることもできます。
①「挿入」タブより「図形」を選択
②「オブジェクトの書式設定」より「塗りつぶし」→「塗りつぶし（図またはテクスチャ）」→「図の挿入」「ファイル」から任意の画像を選択
また、背景に図形の四角を並べてストライプ柄などにすることで、よりインパクトのあるチラシにすることもできます。
いかがでしたでしょうか？
ワードやエクセルでも同様にチラシを作成することはできますが、画像や文字を思い通りの位置に配置できるのがプレゼンテーションソフトの強みです。
これまで、プレゼンテーションソフトをあまり使われたことがない方は、是非チャレンジしてみてください。
次回は、７月14日（金）「VBA入門」を公開予定です。
