WPSの誕生

製品リリース後の数年間で中国国内の
ほぼすべてのPCがWPS for DOSを採用

1989年、中国・珠海にある小さなオフィスから、すべてが始まりました。
キングソフトグループの創業者である 求伯君 氏が、たったひとりで開発したのが、中国のソフトウェア史上初のワープロソフトでした。 「Word Process System」の頭文字をとり「WPS」というブランド名にしました。
1980年代~90年代にかけて誕生し、現在でもマーケットの第一線で活躍しているブランドは、世界的に見ても数少ないでしょう。
「WPS」は、中国で最も歴史あるソフトウェアブランドであるだけでなく、信頼されているブランドでもあり、中国ソフトウェアの代名詞と呼ばれるまでに成長しました。

失われた10年

Microsoft Officeが中国へ進出。加えて当時は市場環境も悪く、WPS製品も競争力を欠き、存亡の危機に

90年代の中頃、Microsoft®は、中国市場の将来性を見出し、中国市場への参入を果たします。その頃、キングソフトでは初めてリリースした「WPS」のWindows版で、文書作成において。最終的な仕上がりを画面上に表示し、確認しながら編集できる機能をサポートしていない、という過ちを犯しました。
加えて、当時の中国は特殊な市場環境であったため、業績は下降の一途をたどります。2000年には、市場シェアが2%にまで、落ち込んでしまいました。

2000年以降の中国は、経済発展とともに、市場環境も改善の兆しを見せました。しかし、非常に厳しい問題が待ち受けていました。
私たちが失ってしまった過去10年間の間に、ユーザーはすでにMicrosoft® Officeで多くの文書を作成していたのです。WPSが市場での価値を取り戻すためには、これらの文書を処理できるようにする必要があったのです。

起死回生

品質の良さに加え、インターネット時代への突入により、中国のPCソフトウェア市場が
活性化し、WPS Office2005が再びマーケットの主流を奪還した

そこで非常に厳しい決断を下します。これまでのソースコードを捨て、Microsoft®製品との三大互換を目標に、一からオフィスソフトを開発することにしたのです。三大互換とは、
1:ユーザーが違和感なく使える「操作性の互換性」
2:ユーザーが元々Microsoft® Officeで作成していた「文書との互換性」
3:システムの互換性
です。これら3つの互換性を備え、移行の際にユーザーにかかる負担を減らすことを可能にしたのが、「WPS Office 2005」でした。

現在では、中国政府をはじめ、中央企業、金融機関、大手上場企業が「WPS Office」を使用しています。圧倒的多数の大企業が、「WPS Office」を採用しているのです。彼らが「WPS Office」を選択する最大の理由は、その汎用性の高さと、コストパフォーマンスです。

「WPS Office 2005」は、個人版、法人版ともに大成功を収めます。
このバージョンから、現在までの間に、私たちの市場占有率は2%から40%に迫るまでに上昇したのです。

凌駕

WPS for Androidは51の国と地域をカバーし、47種類の言語をサポート
オフィスアプリとしてGoogle Playで最速で1億ダウンロードを記録
2015年にはGoogle Play Awards三冠を達成!BEST APP OF 2015/EDITOR’S CHOICE/TOP DEVELOPER

パソコンが主流の時代においては、私たちキングソフトがMicrosoft® Officeを追いかけていたと言えるでしょう。しかし、2010年に始まったスマートフォンの台頭により、私たちは非常に大きなチャンスを手にしました。いち早く、オフィスアプリの開発に着手したのです。
まずWPS for Androidをリリースし、その1年後にはWPS for iOSをリリース。スマートフォン市場におけるポジションを完全に確立することに成功しました。

そこから、数年間、WPSのアプリ版が誇る優れた製品性能と、高いユーザーエクスペリエンスが評価され、2015年にGoogleからTOP DEVELOPERの称号と、Editer’s Choice、最優秀製品賞の3つを授与されました。そして2016年。WPSはGoogle Play上でダウンロード数が1億を超えました。
Google独自のオフィスアプリ以外で、ダウンロード数1億を突破したのは、WPSが初めてでした。

 

ここ数年、中国メーカーの発売しているAndroid端末は、その性能の良さから、海外マーケットでのシェアを急速に広げています。
現在、WPS for Androidは、ほぼすべての中国メーカーのAndroid端末にプリインストールされています。私たちは、中国製のスマートデバイスとともに、全世界に進出しています。

「WPS Office」のパソコン、およびモバイルのプラットフォーム上でのMAU(月間アクティブユーザー数)は1億を超え、DAU(デイリーアクティブユーザー)は、2,000万を超えています。中でもパソコン版は主に中国と日本のユーザーが90%を占めており、モバイルについては、全世界に広がっています。