表計算ソフトで重複データを削除・色付けする【WPSスプレッドシート】
表計算ソフトを使っていて、重複したデータだけ削除・抽出したいと思ったことはありませんか?
自分の目で重複していないか確認していると、どこかで見逃してしまうかもしれません。
そこで、簡単に重複データだけ色付け・削除できる方法を解説します!さらに、3つ以上の重複データだけ色付けしたり、重複データを入力できないよう設定したりする方法も応用編として紹介します。
今回、Microsoft Excelと互換性のある表計算ソフト「WPS スプレッドシート」を使って解説しました。まだ使ったことがない方はぜひ無料体験版をお試しください。
目次
データが重複している行を削除する
1. データタブで「重複する値を削除」を選ぶ
まず、対象範囲を選んだ状態で、データタブ→「重複する値を蛍光ペンで表示」→「重複する値を削除」を選択します。
※今回、分かりやすくするために既に重複しているデータにハイライトを入れています。
2. 削除したいデータを選ぶ
続いて、重複が含まれている列を選択し削除します。
今回は、「氏名」「アドレス」の一部が重複しているため、その2つを選んで「重複の削除」をクリックします。
これで重複したデータを簡単に削除することができました!
データが重複している行を色付けする
1. データが重複している行を簡単に色付けする
重複したデータを削除する方法と同様に、データタブを利用すると簡単に色付けできます。
まず、データタブ→「重複する値を蛍光ペンで表示」→「設定」を選びます。
データの範囲を選び、「OK」をクリックするとオレンジのハイライトで色付けされました。
これでデータタブを利用した、重複データの色付け方法は完了です!
2. データが重複している行に好きな色を色付けする
オレンジのハイライト以外の色や表示方法を選びたいときは「条件付き書式」を使って設定しましょう。
「条件付き書式の設定」→「セルの強調表示ルール」→「重複する値」を選びます。
ハイライトの種類を選ぶウィンドウが出てくるので、「赤の文字」「濃い緑の文字、緑の背景」など好きなハイライトを選択します。
また、自分の好きな色のハイライトにしたい場合は「ユーザー設定の書式」をクリックしましょう!
ちなみに、ハイライトの種類を選ぶ際に、「重複」ではなく「一意」を選択すると重複していないデータ(=1つしかないデータ)のみ色付けすることができます。
重複したデータだけ緑のハイライトが付くようになりました!
応用①:重複するデータの入力を拒否する
既に入力されているデータを再度入れないよう設定することもできます。
対象範囲の表を選択したまま、データタブ→「重複する値を蛍光ペンで表示」→「重複する値の入力を拒否」を選びます。
重複データの色付けの手順と同じように、選択範囲を確認し「OK」をクリックします。
これで既に入力されているデータを入れると、警告が出るようになりました!
入力拒否の設定を解除する場合は、データタブ→「重複する値を蛍光ペンで表示」→「入力拒否の制限を解除する」を選んでください。
応用②:3つ以上重複した場合のみ色付けする
これまで、2つ以上の重複したデータを色付け・削除する方法を紹介していましたが、3つ以上の重複したデータだけ抽出する方法もあります!
関数を使うので少し複雑ですが、ぜひ使ってみてください。
「条件付き書式の設定」→「新しいルール」→「数式を使用して、書式設定するセルを決定」を選びCOUNTIF関数を入力します。
=COUNTIF($B$2:$B$32,$B2)>=3
3つ以上の重複データだけ色付けすることができました!
うまく色付けできないときは、COUNTIF関数内の絶対参照や条件付き書式の適用範囲を見直してみてみましょう。
まとめ:重複データを色付け・削除する方法
- データタブの「重複する値を蛍光ペンで表示」で重複データを削除・色付けする
- 「条件付き書式の設定」→「セルの強調表示ルール」で重複データを色付けする
WPSスプレッドシートを使って、重複データを簡単に抽出する方法をご紹介しました!
条件を満たした特定のセルだけ色付けしたいときは、こちらの記事をご覧ください。
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